学生発! 21世紀型「お茶ショップ」


 静岡県立大学 経営情報学部 岩崎ゼミナールでは、4月から21世紀型「お茶ショップ」をテーマとしたビジネス・プランニング実習をスタートしました。7月にはプランの発表会を実施予定です。

 プランニングには、岩崎ゼミナールの6グループが参加。従来の茶小売店にとらわれない新鮮でオリジナリティあふれる発想を競います。プランニングは、店のコンセプトや商品計画のみならず、環境分析、プロモーション計画、財務計画から店舗施設計画まで行う予定です。
                        

 わが国の茶小売店は、1982年をピークに減少の一途をたどっています。2003年3月に実施した全国茶商工業協同組合連合会と静岡県立大学経営情報学部岩崎研究室の共同調査によると、茶小売業の8割が「3年前と比較し売上が減少」「4割が赤字」となるなど、全体的には非常に厳しい状況にあります。このような現況を打開し今後の発展につなげていくためには、専門店の活性化が不可欠です。従来の考えにとらわれない柔軟な発想が求められています。

 今回のプランニング実習は、大学におけるビジネス教育の一環のみならず、柔軟なアイディアで、「伝統」と「新規性」が融合した新しい茶専門店のビジネス・モデルのヒントを得ることも期待しています。

 今年7月には、各グループの成果を事業計画報告書にまとめ、プレゼンテーションを実施予定です。当日は茶業界関係者、専門家をお迎えし、プランの評価をしていただく計画です。
 
 なお、昨年度は岩崎ゼミでは、「緑茶カフェ」をテーマとしたビジネス・プランニングを実施しました。昨年のプレゼンの風景です


 
● 中日新聞(2003年4月5日朝刊) 


              
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