2004.06.03

学生発! 21世紀型 お土産ビジネス

− 2004年度 ビジネス・プランニング実習 −



観光の楽しみの一つが、その土地での“買い物”です。「その地域ならではのお店」や「その地域ならではの土産品」との出会いは、来訪者の満足度を決める重要な要因となります。観光産業に力を入れる静岡にとって、静岡ならではの土産品、個性的な土産品店が増えることは、観光産業活性化の重要なポイントとなるかもしれません。

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また、旅行形態が団体中心から個人や小さなグループ中心に変化したことによって、お土産の購入目的、購入形態は、今までとは大きく変化しています。団体旅行のお土産は、渡す行為自体に目的があるため、価格の手ごろさや渡しやすさなどが購買の重要なポイントになりますが、個人旅行のお土産は、渡した相手に満足してもらうこと、喜びを与えることが目的になります。したがって、品質の高さ、その地域ならではの特徴、贈り手のこだわりなどが購買のポイントになるでしょう。さらに、個人旅行では“自分自身への贈り物”としてのお土産がますます増加していくはずです。このような時代の流れにあわせて、お土産が変化していくことは不可欠だと思われます。

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そこで、岩崎ゼミナールでは、今年4月から「21世紀型 お土産ビジネス」をテーマに、新たなお土産ビジネスを考える、ビジネス・プランニング(事業計画策定)実習をスタートしました。プランニングには、岩崎ゼミナールの6グループが参加します。“学生ならでは”の新鮮でオリジナリティあふれる発想で、従来の枠にとらわれない土産品の商品開発や土産物ショップの店舗開発を目標にしています。

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今回のプランニングは、学外から清水商工会議所青年部のグループにも参加と支援をいただきます。学生の“柔軟な発想と”、現場の第一線で活躍中の若手経営者の“経験”との相互作用が期待されます。

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今年7月23日には、各グループの成果を事業計画報告書にまとめ、報告会を実施します。報告会は、清水商工会議所青年部と共同で実施します。当日は、県内の観光業界の方などをお迎えし、プランの評価をしていただく予定にしています。
 

 静岡新聞 2004年6月25日(朝刊)

 岩崎ゼミでは、毎年、地域経済に関わるテーマを選び、ビジネスプランニング実習を行っています。
 昨年度はテーマは、「お茶の小売店」。昨年度の様子は、下記をご参照ください。


  SOHOしずおかビジネスプランコンテスト
  昨年度のプランニング実習


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